第22回 日本集団災害医学会学術集会へのご案内

平成28年11月18日

関係者各位

災害対策委員会:県立南宇和病院 森 正一

第22回 日本集団災害医学会学術集会へのご案内

 南海トラフ地震における応急期対策のあり方に関する懇談会の報告によりますと、大震災発災時の急性期~回復期医療は、孤立集団による分散型の医療ではなく、災害に備え戦略的に前方に展開した医療体制を構築すべきであるとの見解が示されています。

 しかし、災害被害を真正面に見据えたこの前方展開型医療を確立するためには「後方からの確かな支援」が必須の条件であり、なかんずく避難所および救護所において医薬品供給や生活衛生・環境衛生の場面に精通し活躍する「災害に強い薬剤師」の存在が多方面から強く求められています。

 このため当委員会でも、災害時に他の職種と連携できる共通の認識・知識を備える薬剤師の人材育成が急務として、昨年度に災害薬事研修(PhDLS)を実施しましたが、引続き本年度も12月17日~18日の両日、県立中央病院において開催する計画です。(今回の受講申込みは締め切られています)

 さて、標記の日本集団災害医学会学術集会においては毎回薬事関連セッションが組み込まれておりますが、当委員会としても、当会会員の中から災害医療を深く理解した災害に強い薬剤師、あるいはそうした人材の育成やネットワークづくりに寄与できる人材に多数ご参加いただきたくご案内いたします。

詳細は下記をご参照ください。
http://www.congre.co.jp/jadm22/